歯科口腔外科 SURGERY

口腔疾患の診断から
外科的治療まで
トータルでサポート
TOTAL SUPPORT

歯科口腔外科では、主にお口周りの外科的な処置を診察しています。歯ぐきの奥深くに埋まっている親知らずの抜歯をはじめ、口腔内のケガや歯の周辺組織の炎症、顎の骨折、良性腫瘍、口腔がんなどの診断を行います。

親知らずの抜歯について

親知らずが横向きや斜めに生えると、隣の歯に接触して虫歯や歯ぐきの腫れなどを引き起こす可能性があり、さまざまなトラブルの原因となります。こうした状態が確認された場合には、まだ症状が現れていなくても、早めの抜歯を推奨しています。

前方の歯に食い込んでいる、歯根が大きく湾曲している、骨の中に完全に埋っているといったケースでは、抜歯に時間を要することがあります。


また、生まれつきの顎の形状や顎関節症の影響で口が大きく開けられないと、器具が奥まで届きにくいため、抜歯の難易度が高くなることもあります。

下顎には「下顎管」と呼ばれる、太い神経や血管が通る管があり、親知らずがこの管の近くに埋没していることがありますが、この神経との位置関係を事前にしっかり確認しないと、神経を損傷するおそれがあるため、必要に応じて連携している大学病院をご紹介しています。

炎症を抑えるための
外科処置

歯周病などによって腫れて膿がたまった部分の切開・排膿処置や、根管治療後に再発を繰り返す歯に対して行う歯根端切除なども、当院にて対応可能です。

口腔内にみられる疾患

  • 粘液嚢胞

    唇・舌・頬の粘膜の下にある「小唾液腺」から唾液がうまく分泌されず、周囲の組織中に唾液が溜まってふくらんでしまう病変です。
    治療では再発を防ぐため、のう胞だけでなく、原因となった小唾液腺ごと摘出する外科手術を行います。

  • 悪性腫瘍

    口腔内にできるがんには、舌がん、歯肉がん、口底がん、頬粘膜がんなどがあり、中でも舌がんが最も多く、全体の約4割を占めます。
    一般的には手術療法、放射線療法、抗がん剤治療の3種類を症状や進行度に応じて、単独あるいは併用して対応します。

  • 白板症

    舌の側面や頬の内側の粘膜、歯肉などに、擦っても取れない白い斑点が現れる疾患です。
    このうち約10%ががん化するといわれており、舌の側面に発生した白板症は注意が必要です。治療には、病変部を完全に切除する方法が有効とされています。

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