小児歯科 PEDODONTICS

虫歯ゼロの未来へ!
お子さまが楽しく通える
歯医者さん
A FUN DENTIST TO VISIT

お子様が歯科医院にトラウマや苦手意識を持たないよう、無理に治療を進めるようなことはせず、まずは医院の雰囲気に慣れてもらうことからスタートします。診療台に座れるようになったら、段階を踏んでできることを徐々に増やしていきます。

保護者の方にもご協力をお願いしながら、お子様が「ここなら通える」と思えるような環境づくりに努めておりますので、乳歯が生えはじめたら、ぜひお早めにご来院ください。

虫歯を防ぐための予防処置

お口の健康を保つには、まだ虫歯ができていない時期から予防ケアを始めることが重要です。以下のような処置を通じて、虫歯になりにくい口内環境を目指していきます。

  • 染め出しによる
    ブラッシング指導

    お子様と保護者の方に、お口の状態に合わせた歯の磨き方をお伝えしています。歯磨き後にプラーク(歯垢)を赤く染め出して、磨き残しが多い部分を確認していただき、正しいブラッシング方法を身につけていただきます。

  • デンタルフロスの使用

    歯ブラシによるブラッシングだけでは取り除けない汚れもあります。デンタルフロスを併用することで、歯間に詰まったプラーク(歯垢)も落とすことが可能です。
    使い方のアドバイスもしておりますので、毎日の習慣に取り入れてみてください。

  • フッ素塗布

    フッ素には「歯の再石灰化を助ける」「虫歯菌の活動を抑える」「歯を強くする」といった効果があります。定期的に高濃度のフッ素を塗布することで、歯質を強化し、虫歯を予防します。
    ※不要な方は事前にお申し出ください。

  • フッ素入り洗口液

    歯科医院での定期的なフッ素塗布に加え、日常的にフッ素入りの洗口液を使うことで、予防効果がさらに高まります。
    3種類のフレーバーをご用意しておりますので、お子様の好みに合わせてお選びいただけます。

  • シーラント

    奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋めて、虫歯菌を入り込ませないようにする処置です。
    奥歯はとくに磨きにくく、食べかすが溜まりやすい場所なので、乳歯の奥歯が生え始めたタイミングでシーラントの処置を推奨しています。

ステファンカーブとは

お口の中のpH(ペーハー)値の変化を示したグラフのことを「ステファンカーブ」といいます。pH値は、酸性・中性・アルカリ性といった性質を数値で表したもので、私たちが食事をすると、口内のpH値は一時的に酸性へと傾きます。
このとき、虫歯の原因菌が食べ物に含まれる糖を分解して酸をつくり出し、歯の表面が少しずつ溶けていく「脱灰(だっかい)」が起こります。

しかし、食後しばらくすると唾液の働きによって酸が中和され、pHが回復し、アルカリ性に近づくことで、歯の表面が再び修復される「再石灰化(さいせっかいか)」が促されます。ただし、食べ残しや磨き残しがあると、pHが低い状態が長く続き、再石灰化が間に合わなくなります。その結果、虫歯のリスクが高まるのです。
このステファンカーブの仕組みを踏まえ、お子様のお口の環境を酸性に傾けすぎないよう、生活習慣へのアドバイスも行っています。

POINT 保護者の方へ
~お子様の将来の歯を
健康に保つために~

  1. ATTENDANT 診療の付き添いについて

    4歳以上のお子様には、診療中に保護者の方と離れる「母子分離」が一般的とされていますが、恐怖心の強いお子様や、治療の様子が気になる保護者の方のために、治療開始時は一緒に診療室へお入りいただいています。

    まずは歯科医院の雰囲気に慣れていただきながら、段階的に進めていくことで「歯医者さんって怖くない」「ひとりでも大丈夫」とお子様ご自身が思えるようになることを目指しています。また、治療内容を実際にご覧いただくことで、保護者の方にも安心していただき、自然な形で母子分離へと移行できるようにしています。

  2. I CAN’T FORCE IT 無理に治療は進めません

    決して無理やり治療を進めることはありません。その日のうちに治療まで進まないこともありますが、できる限りお子様のペースに合わせて、少しずつステップアップできるようにしています。将来「歯医者嫌い」にならないように成長できるようスタッフ一同心掛けています。

  3. SELF-CARE AT HOME 必要な検査の実施

    虫歯になりやすい傾向が見られる場合には、カリエスリスク検査(唾液検査・食事内容のチェック・プラークコントロール)を提案させていただくことがあります。
    幼いころから虫歯のリスクが高いと、将来お口の健康を維持することが難しくなります。リスクの原因を特定し、保護者の方と協力しながら予防に取り組んでいきます。

  4. NECESSARY TESTS ご自宅でのセルフケア

    予防ケアは、毎日のセルフケアが不可欠です。フッ素入りの歯みがき剤やフロスを活用し、仕上げ磨きも丁寧に行ってください。また、長時間ダラダラと食べる習慣はお口の環境を悪化させるため、改善しましょう。

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